秋田の郷土料理・グルメ・名物

こんにちは、ろっきーです。今日は秋田の郷土料理、ご当地グルメ、名物を紹介したいと思います。

1  ハタハタ

秋田の郷土料理として有名なのが「ハタハタ」ではないでしょうか。この「ハタハタ」は魚偏に神と書きます。「カミナリウオ」とも呼ばれます。秋田の冬はとても厳しく、昔は、寒くて食べ物が少ない冬の時期にやってくることから神様からの贈り物や雷の多い時期に獲れることことからこのような名前になったとの説があります。体長はおよそ15~20cmほどの魚です。11月~12月は産卵の時期で浅瀬にやってくるそうです。それを狙って漁が行われ、メスはお腹にたくさん卵を持っていて地元では「ブリコ」呼ばれて親しまれています。「ハタハタ」は調理法は様々で、刺身で食べたり、お寿司のネタとして、煮魚にしたり焼き魚や一夜干しにしたり、塩や味噌などと一緒に漬けて保存食にしたり調味料にしたりと様々です。秋田の人々の知恵が溢れていますね。

「しょっつる」(塩魚汁)といわれるものがあります。江戸時代から造られているようで、「ハタハタ」を塩漬けにして発酵、熟成させたものでいわゆる魚醤のことです。魚醤というと臭いやクセがすごいというイメージがありますが、この「しょっつる」は臭いやクセも少なくてまろやかです。色々な料理の調味料として使用されていて、刺身に直接かけたり、煮物や麺類、さらには焼きそばやパスタなどにも使われたりもしています。まさに万能の調味料ですね。

「ハタハタ」は古くから食べられてきた秋田を代表する郷土料理です。

2   きりたんぽ鍋

こちらも秋田を代表する郷土料理です。この「きりたんぽ鍋」は元々マタギ料理でした。(マタギとは熊などの大型獣を鉄砲などを使って狩猟を生業としてきた人々のことです。秋田にはかつてマタギの村が多く存在していたそうです。)それが次第に一般にも広がり今では全国でも知られています。

「きりたんぽ」は地元秋田ではすり鉢とすりこぎを使うのが主流のようですが、それらを使ってご飯をすり潰します。すり潰す際は、上から押し潰すようにするそうです。ご飯の粒を半分残すのがポイントとのこと。すり潰したものを棒状のものにおにぎりほどの量をつけ、それを細長く丸めて形を整えます。その後は表面がきつね色になるまで焼きます。(昔は囲炉裏のある家庭が多く囲炉裏できりたんぽを焼いたりしていたそうです。)

鍋は比内鶏(地鶏)の骨を水から一緒に煮込みダシをとり、野菜やキノコ類と一緒にきりたんぽを入れて醤油ベースで味付けをするのがオーソドックスな「きりたんぽ鍋」となりますが、お好みの具材をいれるのはもちろん、味噌や塩で味をつけるのもまたいいですね。最後のシメには蕎麦をいれたり、雑炊にしたり楽しみかたは自由自在です。

秋田県は日本海に面していて、冬は雪も多く、寒さも厳しいところです。そんな秋田で生まれた「きりたんぽ鍋」は一家団欒や友人など楽しいひとときにはかかせない、または冬の寒い日には冷えた体を温めてくれる秋田の郷土料理、名物の一品です。

3   稲庭うどん

「稲庭うどん」は秋田南部に伝わる独特の手延べ製法でつくられる干うどんのことです。その歴史は古く、寛文5年(1665)「稲庭吉左ヱ門」という人が独特の製法を確立したと伝えられています。(諸説あり)当時は高級品で秋田藩の各藩への贈答品として使われていたそうです。「稲庭うどん」の特徴といえば、一般的なうどんとくらべると細くてツルツルと喉越しがよくまたコシもあるというのがおおきな特徴です。夏の暑い時期には冷やしで、冬の寒い時期には温かくして食べられていて1年を通して親しまれています。また今ではお土産品としても手軽に入手できるようになっています。